2008-01-01から1年間の記事一覧

Evolutionary Jass Band

今最も面白いと自信を持って言える再発/編集盤レーベル、ポーランドのMississippi Recordsから、珍しく新録盤としてリリースされていた(Community Libraryからもリリース経験があるみたい)Evolutionary Jass Band。スタジオ録音では4管にヴァイオリンが入…

さわやか3組

エレクトロを聞くと疼きだすのは、時代の爪痕。

Black Ivory / Don't Turn Around

何の気はなしにDellsのCadet作を聞いてから、ヴォーカル・グループ、中でも60年代半ば辺りからのコーラス・グループを見直しています。ソウルはディスコの耳でしか聞いてこなかったので、持ってるのはほとんど70年代辺りからなんだけど。Leroy Burgessももち…

ポッコリ

結構前の話だけど、女子大生が駅構内のコンセントで携帯充電して電気代3銭分盗んだということで摘発(厳重注意のみ)ってニュース見て大爆笑して、そのときに思い出したのがこれ。掃除機とゲームボーイのトリオ、ライヴではちょいちょいブレーカー落とすこと…

Nyabinghi

こうやってネットの一端で情報を貪っているだけであると、全く文化の奥行きというものは掴めないものだ。握っているものはなんと薄っぺらい。ひたすらにモニターの薄さを競う家電業界の技術競争なんて悪い冗談にしか聞こえない。「ナイヤビンギ」というのも…

Gina & Chris / Happy Ever After

最寄の駅構内にある銀行ATMに寄った勢いで久しぶりに新宿まで出てみるかと思い立ち、夕方の癖に家路の途中で踵なんか返しちゃったりしてると、チェーンのちょっとしたイタ飯屋のオープン・テラスでこの曲が流れててあらら、と。

Ashtray Navigations

この動画の出鼻で見られるような、たっぷりとエフェクトを効かせたギターの音にトレモロで揺らぎを与える、ってのはつい最近の新作でも聞けたんだけど、この人は活動遍歴も長けりゃリリース量もとんでもないので(限定50枚CD-Rとか、酷い体裁だけど)、音の…

Sadistics / Oh! Tengo Suerte

70年代後半から80年代にかけて、所謂ニュー・ミュージック界隈で流行ってたこういう安っぽい箱庭リゾート感覚、僕は結構好きだったりする。高中正義の1stソロの曲の再演ですが、あのアルバムもサディスティックスの面々で演ってるものだし、ドラムが林立夫で…

The Seeds / Pushin' Too Hard

ついこの間、営業のお兄ちゃんの口車にまんまと乗せられて、CATVに加入しました。んで昨日の夜、『Mondo Topless』ってRuss Meyer映画がやってて。垂れ流しのガレージに合わせて白人巨乳のねーちゃんがトップレスで踊るっていう、ひたすらおっぱいな映画で目…

Mellow Candle / Messenger Birds

メロディアスなフルートとピアノの絡み合うその合間、通り抜けるヴォーカルの軽やかな高揚。実はDeramでの彼らのプロデューサーDavid Hitchcockは、同時期にCaravanのプロデュースも務めていた、という事実からしてもやはり、トラッド/フォークの耳で聞くよ…

Billy Taylor Trio feat. Candido / Mambo Inn

最近また、ラベルの勉強がてらジャズづいてるんだけど、ラテン・ジャズってそんなに好きなわけでもないのに、何故か手元に集まってくる。Dave BrubeckとCal Tjaderの共演盤、Red GarlandがRay Barrettoと演った『Manteca』、そしてこれもそう。ピアノものを…

Victor Jara & Los Blops

Victor Jaraと同郷、チリのアシッド・フォーク・バンドであるBlopsが彼のバックを務めた演奏。動画じゃないんだけれど、こんな音源があったなんて知らなかった。チリのサイケは好きで、Shadoksの再発ものとか何枚か持ってるんだけど。僕は英語も歴史もさっぱ…

Starlift Steel Orchestra / If We Really Want

トリニダードで行われているパン・コンテスト「Panorama」(世界三大カーニバルの一つらしい)のトップ・チームとして長く君臨するStarlift。パンものって、キチナーかスパロウか、そうじゃなければ下らないソフト・ロックのカヴァーなんかが多くて退屈する…

Ernest Ranglin

ジャズ・ギターって全く興味がなかったんだけど、横内章次と彼のおかげで完全に開眼しました。いや、目が覚めた。音質も画質もベストだと、何故か思えてしまうロック・ステディの不思議。

Apb / Shoot You Down

Maximum JoyがついにCD化、それもいきなりの紙ジャケ化ですね。商売っ気がチラついてアレなんだけど、音さえ聞いてしまえばやっぱり興奮しちゃうんだなあ。そんなわけでポスト・パンクでも。うーん、80'sの色合い。

Thelonious Monk / Plays The Music Of Duke Ellington (Riverside) '55

Thelonious Monk(p) Oscar Pettiford(b) Kenny Clarke(d) トリオのモンクはこれしか持ってない、それだけの理由です。他に語る言葉を持ちません。

Per Henrik Wallin Trio / Blues Work (Dragon) '82

Per Henrik Wallin(p) Torbjorn Hultcrants(b) Erik Dahlback(dr) Lars GullinにStaffan Abeleen。計3作のアナログ・リイシューでいよいよスウェディッシュ・ジャズの時代が到来か、なんてこそこそ思ってたりもしてたんですが、スウェーデンといえばDragonや…

Jaki Byard / Freedom Together! (Transatlantic) '68

Jaki Byard(p,ts,ep,celeste,vi,dr) Richard Davis(b,cello) Alan Dawson(dr,vi,tympani) Jr.Parker(vo) ミンガス・グループといえばEric DolphyやRoland Kirkなど、所謂「奇才」と称されるプレイヤーが在籍していたことで有名です。そしてこのJaki Byardも…

Michael Garrick Trio / Moonscape (Trunk) '07

Michael Garrick(p) Dave Green(b) Colin Barnes(dr) 英国のピアニストMichael Garrickによる64年作。オリジナル10インチのプレスは99枚、しかも昨年のこの再発も500枚のみと、気が遠くなるほどレアな作品。店頭から消えるのも本当に字の如くあっという間で…

Marco Di Marco Trio / At The Living Room (Arion) '05

Marco Di Marco(p,ep) Jacky Samson(b) Charles Saudrais(dr) 05年の再発で、僕のようなクラブ・ミュージック系のリスナーから支持されたイタリアのピアニスト。オリジナルは73年、Modern Jazz Recordより。本作はパリで録音された「パリ三部作」と呼ばれる…

Tubby Hayes Big Band / Suddenly Last Tuesday

正直Tubby Hayes、というか2ホーン以上の欧州産ハード・バップって個人的には苦手で、ましてやこの動画のようなビッグ・バンドものは大嫌いなんですが(あ、ペットはJimmy Deucharですね)、澤野のTempo復刻第2弾は、そのレアリティとジャケの良さ、さらには…

Oregon / Waterwheel

ジャズの愛聴盤を聞かれて彼らの作品を答えることはまずないけれど、じゃあ好きなジャズ・バンド/プレイヤーはと聞かれたら、信用できる人になら、彼らの名前は挙げると思う。笑われるだろうけど。

Elvin Jones Trio

初めて彼を意識したのは、Michel Sardabyの『Gail』。当時ピアノ・トリオにハマっていて、トリオって結局ピアノじゃなくて、ドラムとベースこそが良し悪しに関わってくるなあなんて思ったのが最初(『Gail』は曲によってパーカスも入ってるんで純粋なトリオ…

Fairport Convention / Time Will Show The Wiser

おらが街千葉には、レコード屋が3件しかない。内の1つはユニオンで、残りの2つは個人店のため、値段が尋常ではなく高い。特に2件ともヒップホップ中心のラインナップのため、ソウル/ジャズ辺りは法外な値段が付いてる(ヒップホップは基本的に見ないんで値段…

満月の宴

篠笛の音は、小学生の時分から自覚的に好きで、というのも祭囃子が大好きだったという意味なんだけど、取り合えずその理由は長くなるから省略して。そんな篠笛の動画はないものかと探していたら見つけたのがこれ。篠笛、薩摩琵琶、ジャンベ、ドラム、エレク…

Singing Bowl

チベット密教のシンギング・ボウル。至上の瞑想持続音。