2009-02-01から1ヶ月間の記事一覧

流線形 / 雨のシンデレラ

シティ・ポップは脈々と。

Iron Butterfly / Butterfly Bleu

「ロックの部分が希薄な僕に、ギター・ヒーローなんて数えるほどしかいない」ってな書き出しで、美人なくせに早弾きスタイルのハード・ロックを掻き鳴らすApril Lawtonを擁するRamatamを紹介したかったんだけど、流石に短命バンドだからか(アルバム2枚しか…

Bow Wow Wow / I Want Candy

ニュー・ウェイヴという過渡期/バンド過多期に食い潰されたエスノ・ファンク、中でもUSものより一層省みられることのないUKファンカ・ラティーナの復権を目指すというのは、我がライフ・ワークの一つである。たとえ刹那的な炎こそが彼らの美しさの根幹である…

iswhat?!

5、6年前の1stリリース時に先輩から教えてもらった3ピース・ヒップホップ・バンドなんだけど、MCのNapoleonが地元のレコ屋にイン・ストア・ライヴしに来たり(その来日時はそこを含めて2、3箇所でしかライヴはやってなかったと思う)、当時訳あって通ってた…

Flamingos / I Only Have Eyes For You

2月14日を前にしてブラック・メタルって、それじゃモテない。スウィート&ビターなフラミンゴ・セレナーデで大人の男を演出。

Darkthrone

Mayhemの登場に端を発し、ノルウェイを中心に巻き起こった悪魔主義を標榜するアンダーグラウンド・ヘヴィ・メタル・ムーヴメント、ブラック・メタル。その当時の狂気が昂じていく過程を追ったのが98年の名著『Lords Of Chaos』。そしてついにその日本語版と…

Buddy Merrill / Buddy's Boogie

アコーディオン奏者であるLawrence Welkがホストを務めたアメリカの音楽番組「Lawrence Welk Show」(1951〜82)より、この後にLes Paul直系の多重録音作品を多く残すこととなるBuddy Merrill、55年の映像。スタンダードなナンバーのみを演奏する保守的な番…

Arthur Verocai / Caboclo

フォーク寄りでもソフト・ロック寄りでもない、MPBはやっぱり安っぽいサンバ調のが一番好き。でもトロピカリズモ周辺とこの人は別。質感はサイケ・ロックなんだな。スタジオでミラクルが起こっちゃった類の。映像は07年イギリスでのライヴ、なんだけど画質も…

Ishmael Reed / If You Could See Me Now

これは素晴らしい。Kip HanrahanプロデュースによるAmerican Clave作品で音楽好きには知られるアフロ・アメリカンの詩人、Ishmael Reedによるピアノ・ソロ。曲はTadd Dameronの「If You Could See Me Now」。彼の本職ならざるところに起因する非所有、或いは…

Lyrebird

Lyrebird、和名はコトドリ。オーストラリアに生息するモノマネ鳥(Lierbird)。を使ったちょっと下世話なTVCM。

Paolo Ravaglia & Manuel Zurria / E.Casale : 5

あっと忘れてた08年新譜、イタリアのフルート奏者Manuel Zurriaの『Repeat!』。やはりイタリアの現代音楽系レーベルDie Schachtelの、Zeit Composersシリーズと銘打ってリリースされたカタログ1番。Luciano Cilioの『Dell'Universo Assente』が、現代音楽作…

Ellen Fullman / TexasTravelTexture

08年のベスト・ディスクって、じゃあなんだろうって考えたら、やっぱり年々新譜は買わなくなってきてるなあってことにいつものように行き着くんだけど、だからって年寄りのように現状を卑下したいわけでも全くなく、興味深い音楽は沢山、ある。年末に出たDee…