風鈴


小学生の頃、陶器のミッキー・マウスの風鈴を、何となく、夏が来るたびに部屋にぶら下げていたことを思い出す。誰が買って来たんだろうか、今となっては思い出せない。陶器やガラスが今日では一般的だが、鉄や銅のその強度と相反する音の柔らかな揺らぎが好きだ。形は裾が広がった富士山型に尽きる。動画は南部鉄器。メディア・アートは、その言葉の極北に意味を宿す。