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Demetrio Stratosについては、実験的と片付けるよりも、イタリアン・プログレの大衆芸術としての臨界点だと信じ込むほうが気乗りする。無二のヴォーカリゼーションながらも、極端なマイノリティの中に沈み込むことなく、左翼思想を推し進め、聴衆との感覚的な連動に達したその在り方に、ロマンがある。