Los Jaivas


チリアン・サイケデリック代表格、Los Jaivas最初期の映像。71年TV番組でのインプロ・セッションですが、これがまた密林の奥地、未開の少数民族の秘儀でも目撃してしまったかのような、畏怖の念すら覚える神秘的な演奏。同年にライヴ会場のみで販売されたという幻の1stがShadoksより再発されていますが、そちらも合わせてオススメします。どこか、Annexus QuamやWitthuser & Westruppのようなフォーキーなジャーマン・プログレっぽい音なんですよね。ミニマルなリズムと呪術的フレーズの中を、多様なエフェクトがカオティックに飛び交ってるのに、低音はスコンと抜け落ちてて、ふわりとした浮揚感が残る。後年は下手に売れたせいか産業プログレてな感じに納まっちゃってて、個人的には残念。