The Aislers Set / Catherine Says


どういう巡り合わせか、高校時代に聞いていた、それも物凄くローカルなCDを、今日手に入れることができた。「聞いていた」のに「持っていなかった」、というのは当時の僕の音楽の聞き方に原因があるんだけれども。というわけで当時聞いていたインディ・ポップ/ギター・ポップは今ほとんど僕の手にはなく、今更中古屋で意識的に探すこともないんだけれど、それでもやっぱりギター・ポップは、懐古趣味でも諦めでもなく、好きなんですよね。中でもこのバンドは、90'sインディや80'sネオアコだけではなく、ウォール・オブ・サウンドやガレージ・パンクの香も匂わせて、聞く時々でそれまで気づけなかった横顔を垣間見させてくれる。これほどまでに興奮の鮮度が落ちない現行バンドはない。